http://amzn.asia/1YUfzbP
つづいて「第二章 農業革命」です。
3月中に書いていたのですが、更新が遅れました。
【農業革命がおこった意図】
この本では、「意図はない」と読める。
狩猟社会から少しずつ農業社会になった。
極論をいれば、小麦などに利用されたとも見える。
そういう中でサピエンスの社会がどう変わっていったのか、その中の秩序は何なのか?が主眼。
【ヒエラルキーや常識について】
交わっていない世界で共通の体系もあれば(家長父制など)、人種差別の種類(カースト、性別、人種など)の違いなどを
例に書かれている。
生物学では説明できないことが多く、「神」のせいにしていろいろ正当化していることが多いんだなと思った。
【主な気になった文章抜粋】
・P105 私たちが摂取するカロリーの九割以上は、私たちの祖先が紀元前9500年から紀元前3500年にかけて栽培化した、ほんの一握りの植物、すなわち小麦、稲、トウモロコシ、ジャガイモ、キボ、大麦に依頼する。
・P107 農業革命は、史上最大の詐欺だったのだ。
・P108 生存と繁殖という、進化の基本的基準に照らすと、小麦は植物のうちでも地球の歴史上で指折りの成功を収めた。
・P109 私たちが小麦を栽培化したのではなく、小麦が私たちを家畜化したのだ。
・P116 より楽な暮らしを求めたら、大きな苦難を呼び込んでしまった。しかも、それはこのとき限りのことではない。
・P127 彼らの進化上の「成功」は無意味だ。
・P140 普遍的原理が存在するのは、サピエンスの豊かな創造や、彼らが創作して語り合う神話の中だけなのだ。
・P155 サピエンスの社会秩序は想像上のものなので、人類はDNAの複製を作ったり、それを子孫に伝えるするだけでは、その秩序を保つのに不可欠な情報を維持できない。
・P183 だが現実には、ホモ・サピエンスの異なる集団どうしの生物学的区別は、無
コメントをお書きください