1.外部からの被リンクは有効ですか?
外部のサイトから自サイトにリンクを貼られることがありますが、
そのリンクを「被リンク」と言います。
この被リンクがSEOに有効という話をよく聞きます。
結論から言うと「自然に貼られたものは意味があるがそれ以外はむしろマイナス」となります。
例えば、みなさんのウェブサイトが他の人のブログなどで紹介されたりしてリンクを貼ってもらえるのはいいことです。
しかし、SEO会社にお金を払って被リンクを増やすのはダメです。
関係ないサイトからのリンクは意味がありませんし、Googleも評価しません。
ここを理解している人でも「サテライトサイトを作ってそこから貼ればいい」という提案を受けると心が揺らぐことがありますが、それもダメです。
これらは「効果がない」だけではなく、「ペナルティにより大きく評価を下げられる(=順位が下がる)」ことになります。
2.ページ数は多い方がいい
これは正しいですが、無価値なページをいくら増やしても意味がありません。
「質の高いコンテンツを増やす」ことが大事です。
管理できる容量もあるかと思いますので、時間がない場合は無理に増やさずに、既存のコンテンツを加筆・修正して質を高めていくというのも立派なSEOです。
8月1日のアップデートでは「E-A-T(専門性、権威性、信頼性)」や「YMYL(お金や生命、生活に直結する情報)」の二つの要素も大きな変化でした。
「質が低いページが大量」はマイナスで、「質が高いページが揃っている」ことが大事です。
ですから、自組織の運用体制を考え、品質を維持できるようにしてください。
また、「古い情報」もよくないですし、それを見たユーザを失望させます。
例えばこのような場合対策をしてください。
・検索したら1年前のイベント情報が出てきて、今年のイベント情報の方が下にある(1年前のイベント情報を更新して新しい情報に誘導してください)
・法律や制度情報などで改定があった(将来ある)ものについて、いつそのページが書かれたかわからないので誤解されやすい(いつ書いたのか、いつに適用される制度なのかを明確に書く)
・誤解されやすい言葉(例えば〇〇年度というのは組織により指している期間が異なる)については間違えようがない形にする(〇年〇月〇日以降適用、〇年〇月〇日~〇年〇月〇日)
・書いた時点では情報が足りなくページを作成したが、今は情報が揃っているページについては書き直す。
このようなメンテが向かない情報はブログに書かず、更新しやすいページに書くなどが対策になると思います。
3.SNSの活用はSEOにいいのか
これも正しいです。SNSでシェアがされることはいいコンテンツということですので、SEOにも評価されます。
ただしこれも不正な方法はやらないようにしてください。
4.人によって検索結果は違うのか
これは違います。
違う原因で主なものは3点あります。
一つ目はデバイスです。
モバイルファーストインデックス(MFI)が開始されていますが、モバイル(スマートフォン)で見にくいウェブページは順位がモバイルで下がりますなど影響があります。
二つ目は場所です。
場所の影響が大きいものはどこで検索しているからが影響します。
例えば「不動産」「カフェ」のような場所が重要なものは、特に地名と組み合わせて検索していなくても地場の情報が出やすくなります。
三つめは過去の閲覧行動です。