給与所得+個人事業のススメ

先日フリーランスについての勉強会に参加し、改めて思ったこと

 

副業解禁が言われていますが、いろいろ誤解があるように思っています。

 

正社員(及び契約社員など)が副業で雇用形式で働くといろいろやっかいです。

本業側の企業は副業の労働状況も把握しないといけないし、合算して残業手当が発生する。

会社としては許可しにくい。

また会社員にとっても金銭以外のメリットが少ない。

時間に拘束されれば疲労がたまるし、本業とのシナジーもない場合が多い。

そしてスキルアップの時間を取れないので本業の給料があがりにくい。

副業の単価も安い。

 

個人見解だが、例えばウェブデザイナーがコンビニのアルバイトをするというのはよくなく、その時間があったら学習してウェブデザイナーとしての給与をあげる方がはるかに周遊は増える。

 

そこでお勧めするのは、副業を個人事業で行うことだ。

例えば、私はウェブ解析を本業(会社所属)にしているが、副業も親しい内容を個人事業でやっている。

 

そのメリットは5つある。

・一つは本業ではできない領域の仕事ができる。例えば本業は北海道のお客さんがメインだが、副業は東京のより専門的(範囲は狭いが)な案件でスキルが広がり高まる。

 

・二つ目に得意なことを副業にしているので、単価は高く取れる。

 

・三つめはやる時間が自由。時間働かないと収入が入らないわけではないので、付加価値の高い仕事を夜間や週末などに自由にできるし、プライベートの予定との調整もしやすい。

 遊びたい時期は個人の仕事を減らすことが容易だ。

 

・四つ目は学習効果が相乗効果になる。

 個人で学習する経費は個人事業主の方で経費に計上するので、税金分(15%ぐらいだが)支出が減る。

 収入が増えた分を学習に全額突っ込んだとしても所得控除などを考えれば、税金が減るため、給与所得だけの場合よりも手取りは多い。

 

 そして個人で学んだことは個人活動だけではなく本業でも役立つ。

 本業で浮かんだアイディアは個人活動でも使える。

 例えば、GTMを使ってデータをどう取得すればいいかというのを考え実現したとすれば、それは本業でも副業でも使えるから、仕事時間が短縮される。

 

・最後に収入増だ。

 副業で時給2000円で40時間やっても8万円だが、個人事業で得意分野をやれば8万円ぐらいはその半分の時間(しかも時間に拘束されない)で実施できる。

 前述のように経費も使いやすくなる。

 経費の使い方によるが、副業(フリーランス)で100万円ぐらい収入があり、30万円ぐらい学習費に使った場合税金は増えない。

 つまり70万円が手元に残る上に、自分のスキルもあがっている。

 

 これが雇用の労働だと100万円の収入で30万円学習費に使っても、70万円は残らない。

 本業の収入によるが、50万円ぐらいじゃないだろうか?

 

そして本業の会社もフリーランス活動を管理する法的義務がないから、楽で認めやすいし、個人も会社に細かく報告する必要がない。

 

確定申告の手間はあるが、税金が戻る可能性を考えれば悪くない。